buried alive (生き埋め日記)

日々の生き延び・魂の暴れを内省的にメモる。twitter→@khufuou2

2020-01-01から1年間の記事一覧

疲弊

なんか疲れていてなにも興味が持てなくなっているのだが、「インターネットのやり過ぎか?」という疑いがある インターネットのやり過ぎで精神が疲れて、精神が疲れると意欲や好奇心も低下するからそれで何事にも興味が湧きづらくなっているということのよう…

読書記録 『依存症のすべて やめられない気持ちはどこから来る?』廣中直行 著

廣中直行という医学博士が著した『依存症のすべて やめられない気持ちはどこから来る?』という本を読んだ。 依存症のすべて 「やめられない気持ち」はどこから来る? (こころライブラリー) 作者:廣中 直行 発売日: 2013/09/20 メディア: 単行本(ソフトカバ…

読書記録 『快感回路 なぜ気持ちいいのか なぜやめられないのか』デイヴィッド・リンデン著

せっかく読書をしても内容を忘れるので何らかの方法で読書記録をつけて読み返したほうがいいとは思っているが、自分にぴったりした方法にまだ行き着いていない。主に、感想を書きっぱなしで結局ほぼ読み返さない・いったん書くとなると力み返って長文を書い…

夜にしか読めない本

バリー・ユアグローの『一人の男が飛行機から飛び降りる』を読んでいる。 夜に寝る直前、メラトニンを服用したあとの朦朧とした頭で読むと特に最高だ。149も話があるので、好きな話もあれば退屈な話もある。その緩急が心地よい。人は好きなお話だけで生きて…

こんにちはムルソーさん

カミュが書いた『異邦人』の主人公ムルソーが好きだ。『異邦人』は、高校生の頃教室の空きロッカーに放置されていたのを拾って何気無く読んだのだがあっという間に魅了され、持ち主不明のその本を自分のものにしてしまった。ムルソーは訳の分からない行動を…

macabre

昔から何回も見るお馴染みの悪夢がある。見ている最中は「ああ、また例の悪夢か」と思うのだが、目覚めると内容を全く覚えていない。それが不気味さにいっそう拍車をかけている。 團伊玖磨(ぞうさんという童謡を作ったことで知られる)は発熱する直前、決ま…

名前の読めない友達

何年か気にかけている女性がいる。なぜか気になる。人と交流する動機なんてそれで十分だ。Twitterで互いの投稿を見て、たまにコメントをやりとりする。私が彼女の存在を知った時、彼女は関西に住んでいた。働いたり、人間関係に倦んだり、親の無理解に悩んだ…

尖った形の

共感、いちばん要らぬ概念。 特に旅に出るわけでもないのに立ち寄る空港ってワクワクするねとか、雨の匂いってあるよねとか、そういう陳腐な詩情をありがたがる世界線で生きてない。 自分へ。これから気持ちがひよりそうになったら、是非ともこの自分が書い…

鼻ピアスは私にとって自由と能動性の象徴であった

セプタム(鼻中隔)とノストリル(小鼻)にピアスをつけていると、何故そんなところにピアスをつけようと思ったのか?と問われる事が多い。その度に深く考えず「カッコいいと思って」「なんとなくノリで」みたいに答えてきたのだが、私の鼻ピアスへの憧れは…

〽︎死んだはずだよお父さん

前に書いた日記と内容が被るが、気にせずにまた書く。 最近またちょいちょい亡父の夢を見る。亡父が出てくる時の夢はだいたい決まっていて、沖縄の実家が舞台である。他の家族もいる。で、病気である(父の死因は病気。入院→自宅療養中にトイレで倒れて病院…

他人の詩にときおり打ちのめされている

K君は凄い警句や詩を何気ない会話の流れでごく自然に吐くので敵わないなと思う。互いに住む街の駅前の話になり、 「駅前に大きな精神病院があって、そこの入り口に早朝から列ができていて、みんな喫煙しています。その道の排水口は吸殻だらけです。物心つい…

もう一度見たい夢

・砂漠の砂になって3000年過ごす夢 ・何もない部屋の中で球体、四角錐、立方体、円錐…と絶えず変形し続ける夢 ・夜の世界で、惑星がどんどん近づいてくる夢 ・宇宙エスカレーターをひたすら歩く夢 ・空気のプールを泳ぐ夢 ・巨大な氷の橋を見上げつつ、ウサ…

ダンスフロアで棒立ち

友達のNぼんの話をしようと思う。 Nぼんと最初に会ったのは、大好きな作家が開いた読書会だった。海沿いの小さなカフェが会場だった。受付は始まっていたが、開始まではだいぶ時間がある。春の暖かい日で、暑がりなうえにあがり症の私は汗をだらだら流しなが…

ウサビッチ(アニメ)の良さを熱く語る②

season1,2について。ネタバレあり。 season1 二羽の監獄生活 舞台は旧ソ連の監獄。元マフィアの死刑囚キレネンコと、かなり理不尽な理由で懲役刑を食らったプーチンの暮らしぶりが描かれるが、重苦しさや悲愴感は微塵も無くひたすらコミカルなドタバタ劇が続…

ウサビッチ(アニメ)の良さを熱く語る①

ネタバレしまくりです。 season0を通販の中古で買ったらレンタル落ち品で、ツタヤとかで借りパクしたみたいになってしまっているがちゃんと買ったものです! 2006年から2015年にかけて断続的に発表されている日本のアニメ作品である。 登場する主要キャラク…

父の教育と、与えられた本

一度、2014年に書いて下書きに戻したり出したりしていた記事の再掲である。 ・快楽殺人の心理ーFBI心理分析官のノートより(著 ロバート・K・レスラー他) ・マインドコントロールの恐怖(著 スティーブン・ハッサン) 以上二冊が、私が小学生高学年の頃に父か…

言葉に殺され、言葉に救われる日々

好きな言葉とそれに対するコメントを並べていく。 ・天は自ら助くる者を助く 自分で工夫を凝らし熱心に物ごとに取り組んでいると不思議と周りの人がサポートしてくれたり状況が自分に都合よく運ぶことが多い、というのが個人的な実感である。逆に、心身が弱…

ゲシュタルトの祈り

心理学を勉強していた経験のある人と話していて、ゲシュタルト療法のことを聞いた。 ゲシュタルト療法 - Wikipedia この療法を提唱したパールズ氏が作ったという詩が素晴らしかったのでここに転載する。 『ゲシュタルトの祈り』 私は私のために生き、あなた…

ウイルス感染症拡大の狂騒からデビルマンを想起した話

新型コロナウイルス、以下略称COVID-19の感染症が猛威を振るい目下のところ世界中が恐慌状態に陥っている。不安に駆られた健常者たちがマスク買いだめに走り衛生マスクがどこもかしこも品薄状態で、本当に必要とする人や現場(喘息などの疾患を持つ人、有毒…

学問と一般社会の橋渡しをしたい

学問というものについて、 堅苦しくて実生活と乖離していてとっつきにくいものというイメー ジが世間に根付いているように感じる。 実際はそんなことないのに。 生物学を学ぶために大学院を出て主に研究手伝いの仕事をしてきているのだが、 己の経歴を大学や…

わたしはいつでも宝物から自由になれる

過去に友達に勧められて「たからもの」というテーマで書いた文を発掘したので、以下に載せる。35歳の時に書いたやつだから、2018年の文章ということだ。 重要なのは、この時に書いたタカラモノの民族調ブレスレットを私はすでに処分済みだし、町田康とのツー…

何言ってるか分からんけど好きな歌

歌詞の意味が全く分からないロシアの歌を繰り返し聴いている。 ロシア語で歌われると、すべての歌が労働の苦しさとか荒寥とした大自然について歌っているような錯覚に襲われる。たぶん、私がロシアという国に抱いている偏見がそうさせるのだろう。 異国の何…

精神疾患(鬱優位の双極性障害Ⅱ型)が良くなった経緯 2/2 2020.02時点

osenpe.hatenablog.com 上記の続き。 【再就職】 前職を辞める時、取引先の公的研究機関の人に「暫くは家でぶらぶら過ごすんですけど、知り合いの研究者とかで実験補助員を探している方がいたら私を紹介してくれませんか?パートタイムの緩めの仕事だとあり…

精神疾患(鬱優位の双極性障害Ⅱ型)が良くなった経緯 1/2 2020.02時点

大学生だった20歳の頃からかれこれ16年間、双極性障害と付き合っている。 一口に精神疾患と言っても病状は個人差が非常に大きく私の経験談が万人の参考になるとは断言できないが、僅かでも鬱状態に苦しんでいる人の助けになればいいなぁという動機と、自分を…