精神疾患(鬱優位の双極性障害Ⅱ型)が良くなった経緯 1/2 2020.02時点
大学生だった20歳の頃からかれこれ16年間、双極性障害と付き合っている。
一口に精神疾患と言っても病状は個人差が非常に大きく私の経験談が万人の参考になるとは断言できないが、僅かでも鬱状態に苦しんでいる人の助けになればいいなぁという動機と、自分を顧みるための記録を残したいという動機でこの記事を書く。
【主に苦しんだ症状や生活上の不具合】
・反復する軽鬱と重い鬱。軽鬱の時は処方薬を飲めばなんとか這うようにして仕事に行ける。最低限の家事や身繕いはめちゃくちゃ億劫だけど時間かければなんとかこなせる。重い鬱の時は靴下を履く姿勢のままフリーズするぐらい生活のすべてが儘ならず、欠勤して食事や排泄以外は布団に寝転がっていた。入浴や歯磨きさえつらくてチョイチョイさぼっていた。当然そんな生活を送っているものだから筋力も体力もガタ落ち、ぶくぶく肥満し体型は崩れ、座っているのもつらくて寝転がる→さらに体力落ちる……の悪循環であった。
・食欲がコントロールできなくて、コンビニで売ってる菓子パンやスナック系のジャンクな食べ物を食べまくっては自己嫌悪に陥っていた。とにかく起きていて意識がある時間が苦痛で仕方なかったから、腹に食べ物を詰め込んだら疲労と満腹感で眠りやすくなるからというのもあった。
・家の外と他人がこわくて仕方なく、小一時間程度の犬の散歩(夜のほう。朝は夫の分担)に出るのもめちゃくちゃ覚悟を決めないといけないレベルだった。車の運転ができないとまともに労働も生活もできないような田舎住まいなので、車を運転するのも誇張なしで歯を食いしばりながらだった。
・強迫性障害のような行動の偏り(車に乗り込んでからも安全確認が足りない気がしてなかなか発進できないし車から降りられない、何をするにもしつこく確認作業をしないと恐怖を感じるからあらゆる行為にべらぼうに時間がかかる、シャワーを浴び始めることが出来ても洗い足りない気がしてなかなか終われないなど)
・趣味や好きな書物などを楽しめなくなった。言うなれば人間だった頃の生活をトレースするゾンビのように、趣味を普通に楽しめていたころの記憶に縋り付いて、昔の愛読書を機械的に持ち歩いて機械的に目を通していた。何にも趣味的な活動が出来なくなったら私という人格が完膚なきまでに崩壊するような気がして、かなり頑張って敬愛する町田康のイベント(講演会、音楽ライブ、書籍のサイン会、読書会など)には通っていた。そんなに脳が弱っている時でも、町田康のイベントでは必ずなにか心の琴線にふれることが起きたのでやっぱり町田康は偉大だと記しておく(謎の布教活動)
【きっついライフイベント】
今となれば収穫もあったな、と振り返ることが出来るのだが
2019年に発生したイベントとして
・飼い犬とよその飼い犬がケンカして相手の飼い主と揉めた
・前の職場で「ずっと時短勤務させてあげてたけど、やっぱフルでばりばり働ける人が欲しいんで貴方との契約は終了ね」と告げられて無職になった
のはやっぱり辛かった。このへんの説明はめんどいので省略しますが、どうしても聞きたいという奇特な方がもしいたら個別に聞いてきてください。
続きます。
精神疾患(鬱優位の双極性障害Ⅱ型)が良くなった経緯 2/2 2020.02時点 - buried alive (生き埋め日記)