バリー・ユアグローの『一人の男が飛行機から飛び降りる』を読んでいる。
夜に寝る直前、メラトニンを服用したあとの朦朧とした頭で読むと特に最高だ。149も話があるので、好きな話もあれば退屈な話もある。その緩急が心地よい。人は好きなお話だけで生きている訳ではないので。気に入った話のページには目印の紙を挟んで、何度も眺めている。最近の私は、効果的に殺し文句がちりばめられていてKindleで読むと"◯人がこの箇所をハイライトしました"などと表示される物語を読むのがアホらしくなってきていて、こういう掴みどころがないけど何故か読んでしまう物語を大切にしていこうと思っている。