buried alive (生き埋め日記)

日々の生き延び・魂の暴れを内省的にメモる。twitter→@khufuou2

2015-01-01から1年間の記事一覧

ブコウスキーの本

表紙ですあらすじですぶっきらぼうで投げやりで短い言葉を吐き捨てるような文体が特徴的だと思うのですが、明け透けで下品で、それでいてとても面白いです。主人公は通常の社会の物差しでいえば碌でなしということになるでしょう、仕事はすぐに嫌になってや…

日記 15/12/23、朝、ピンチョン

骨董品の灰皿、吸い口がやけに甘い紙タバコ、ぬるい無糖カフェオレの入ったマグカップを台所に持ち込んでiPhoneでこの日記を書いている。ライターはガス切れしたのでガスコンロの火でタバコに着火した。散歩帰りの犬の毛皮を撫でたら、みっしり生えた毛と毛…

読みたい本(作家)リスト

・カポーティ…1冊も読んだことない。君が好きそうだと勧められて読もうと思った。・ブコウスキー…「死をポケットに入れて」が良かったので、他の本も読んでみたい。・サマーセット・モーム…「月と六ペンス」「人間の絆」「お菓子と麦酒」が良かったので、他…

詩を自動生成する装置

通勤途中に、500円玉を入れたら詩を自動生成してくれるマシーンを見つけた。チャリン。硬貨を入れる。「終電で寝る。満月」次の日。チャリン、硬貨を入れる。「線路で寝る。さくらんぼ転がってる」次の日。チャリン。「裏庭で寝る。吠えない犬。」チャリン、…

めちゃくちゃ美味しいもの以外でも人は飲み食いする

きのうルイボスティーのことを書いたので、お茶について人が話していたことを思い出した。以前の職場で、AさんとBさんがお茶について話していた。Aさんの家では妻がルイボスティーを煮出して作り置きをする習慣があり、Aさんも家ではルイボスティーを飲むし…

古切手を整理しました

文通でもらった古切手をずっと封筒に入れっぱなしだったので、見やすいよう整理しました。切手専用のストックホルダーまでは要らないかなと思い、無印のカードホルダーに仕舞うことにしました。画用紙をホルダーの大きさにだいたい合わせて切り、台紙として…

今日はまあまあでした。

良い呟きを見つけたので、てっきりなにかの小説の一節を口ずさんでいるのだと思って、呟いた人に「それ良いですね。何という小説ですか?」と訊いたら「ありがとうございます、自分で考えました」との返答だったので思わずニコニコした。今日は職業斡旋所の…

無数の世界

ツイッターを見ながら、自分が観測している世界とは全く違う世界を他の人は見ているのかもしれないということを考えていた。ひとつの世界をみんなで分かち合っているのではなく、生き物の数だけ世界が存在するのかもしれない。世界というのは単純に場所、時…

花札みたいな月を見た

月そのものが綺麗な訳ではなく、月を見たら「綺麗だ」と感じるように人間の方が知らず知らずのうちに訓練されているのだ。しかしこれは悪いことではない。生きていくのは無為でつらいことであるが、感性の訓練によって「綺麗だ」と思える対象物を増やしてお…

昭和っぽさを味わいたくて

志賀直哉の短編集を読んだ。小僧の神様とか城の崎にて等が収録されている。昔から自分の中で「こういう気分の時はこの蔵書を読む」という決まりのようなものがあって、いまは「昭和っぽい古風な情緒を味わいたいけれども、疲れているからメッセージ性が強く…

公園

公園に行ったら、曇天のなか紙ヒコーキ大会をしている人たちがいました。この写真だとよくわからないけど、細長いピラピラのビニールだかフィルムだかを付けた支柱を囲んで(たぶん風力と風向を推しはかるための構造物です)、参加者が順番に紙ヒコーキを飛ば…

1週間でやめた仕事のこと(前回の続き)

前回からの続き。・仕事の全工程終えるまで残業は普通にしてくださいと言われた。今までの職場は、定時を過ぎた時点で正社員が「じゃあ後はこちらで引継ぎますね」と言って帰してくれるのが普通だったので正直ダルいなと思った。・休みがとりにくい。……他に…

1週間でやめた仕事のこと(※まだ書きかけ)

今年の3月で退職し 7月に新しく派遣の仕事を見つけたが、ここでやっていくのは絶対に無理だ!と思って1週間で辞めた。 我ながら英断だったと思う。 今までの職歴は3年正社員→1年派遣→1年派遣で、 いずれも病気・結婚・引越し等の理由による円満退職だったの…

秋の憂鬱

リンドウと桔梗の模様が入ったレターセット、何年も使い切れないまま残っておりモヤモヤしている。そもそもリンドウと桔梗はどの季節の花なのかはっきり確認しないまま来てしまった。このレターセットは何月に使うのがベストなんだろうと思ったところ「秋で…

穂村弘の連作歌集を読んだ

穂村弘の『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』を読んだ。短歌が好きな人の話に興味があってあれこれ聞いていた時にオススメして貰った本だ。手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ) (小学館文庫)作者: 穂村弘,タカノ綾出版社/メーカー: 小学館発売日: 2014/0…

神の姿は何に似るか

神様のようなものは存在するけど、べつに人間の味方ではないし常に人間を喜ばせてあげようという意志もないし、そもそも人間をそんなに重視してないと思う何を祀っているのか定かではない空っぽの神殿の前で祈る人びと。

3月25日

夢を見ました。夢の中で、わたくしは大きな球体になったり、円錐になったり、立方体になったり静かに変形を繰り返していました。ずっとこれが続けばいい、わたくしはそう思いました。

手紙に紅茶

昔の手紙の整理をしていた。 2010年に貰った手紙の中から、未開封のティーバッグが出てきた。 昔からの友達と手紙のやりとりをする際、互いにティーバッグを一つ二つ手紙に同封して送り合う習慣があるのだ。 たぶん、勿体無いからしばらくとっておこうと思っ…

というか、「人間なら絶対やるべきこと」なんてそんなに無いのでは

恋愛も性交もSNSもブログも諸々の遊びも、やりたく無い人まで無理にやろうとしなくて良いと思う。 映画を観なくてもいい。 音楽を聴かなくてもいい。 小説を読まなくてもいい。 観劇をしなくてもいい。 「無茶苦茶興味を惹かれるわけじゃ全然無いんだけど、…

余計なことをしたい

気晴らしに髪を真っ赤に染めたい気がするが、そのような余計なことをする金はない。余計なことをする金や時間を持っているか否かは、人生の幸福度を大きく左右する。余計な事ってのは、美術館の売店で絵葉書を買ったりとか、動物園で池の鯉にあげる餌を買っ…

物をいちいち選ばなくてもやっていける人間になりたい

日用品や食べ物などに関して「○○はここのお店のでなくっちゃね!」みたいなこだわりが凄くダサく感じられてきたので(体質や病気などでどうしようもない場合を除く)、そういうのを一切なくしたい。あり合わせのもので淡々と生きていけるようになりたい。ここ…

Devil’s path

知らない病院に辿り着くためにスマートフォンの地図をひらき道案内機能を使ったところ、「公園を突っ切って進め」との指示を受けた。案内された経路はやたらグニャグニャと曲がりくねった道で、ホントに最短経路なのかよ、と思わず笑ってしまったが言われた…