buried alive (生き埋め日記)

日々の生き延び・魂の暴れを内省的にメモる。twitter→@khufuou2

2021年05月01日、雨と風

飼い犬のタローを動物病院へ連れて行った。ずいぶん混み合っていて、1時間ほど待ち時間があったので近くの松本城へ散策に行った。前日のローカルニュースで松本城おもてなし隊の甲冑を着た人が「感染症への警戒のため訪れる人が少なく仕方ないのだがさびしい」と切ながっている様が放映されていたが、たしかに人はまばらだった。タローは堀にいる鯉の群れがこわいらしく、あまり堀の方を見ないようにして歩いていた。鯉に餌をあげるのも人間の娯楽の一つではあるんだよな、となんとなく思った。

 

タローの診察が済んで、少し前に受けた腫瘍除去手術の経過は良好であること、体に障るかもしれないから狂犬病予防接種は今年度は止しておく旨を確認した。飼い犬は全て例外なく毎年狂犬病予防接種を受ける決まりだと思っていたが、コンディションに不安がある老犬や手術直後の犬などはその限りではないということは初めて知った。エコー検査、抗体検査、フィラリア予防薬処方、問診でしめて40,000円かかった。

 

夫が駅前の駐車場に車をとめて新しいメガネを作りに行き、私とタローは車で待った。1時間ぐらい暇だったので、図書館から借りてある『英語教師 夏目漱石』の、漱石愛媛県で教鞭をとっていた時代のエピソードを音読してタローに聞かせた。

 

夜はご飯を食べて缶入りの酒を1本飲んだ。成分がウォッカとライム果汁だけのシンプルなやつで、口当たりよく悪酔いしない感じだったので良かった。私は醸造酒を飲むと背中にゾクゾクッとイヤな寒気が走って二日酔いっぽくなるので、最近は蒸留酒以外の酒は避けている。