2018-08-21 光なし 詩 くだらない片田舎の道路も夕焼けにまみれて黄金にかがやく。 かがやいてはいてもさびれた道路だ。 つまらないイルミネーション。 どんなに楽しくてもどんなにおいしくても、写真さえとれば全て忘れる おまえはずっと空っぽのまま。 ガソリンスタンドの水たまりだって時には虹色に光るだろう。 空の虹は口を揃えて褒めそやすのに虹色の水たまりからは誰もが目を逸らして口をつぐむのに昔から気づいてたはずだ。 黙殺される模造宝石。 あほんだらのスパンコール。 わたくしのダイヤモンドは光らない。