buried alive (生き埋め日記)

日々の生き延び・魂の暴れを内省的にメモる。

町田康の音楽ライブ@神楽音(18/8/17)に行った

個人的日記なので冗長だし、ライブ情報は短めですよ。

 

町田康のバンド『汝、我が民に非ズ』の演奏を聴きに神楽坂に行った。

長野県松本市に住んでいるのだが、2017年に新宿で行われた『ホサナ』刊行記念サイン会に出かけて以来

「なんだ!東京って意外と近いじゃん!大好きな町田康関係のイベントに行けるじゃん!」と味をしめ何度か音楽ライブや講演などに出かけてしまっている。

とんでもない放蕩者だと夫は半ば呆れている。

でもそれぐらい町田康が好きなんだ。とにかく町田康の文章が(あと、音楽も少し)好きなんだ。つらかった10代の頃からの憧れの存在なんだ。許してくれ。許してくれなくても良いが。よいが。

 

というわけで、新宿へ。宿はライブ会場から比較的近い飯田橋にとってあるのでチェックインを済ませつつ近場をうろつく。

f:id:osenpe:20180818075243j:image

シマダカフェの自家栽培ミントてんこ盛りモヒート。大量のミントをフラミンゴの棒で押し潰しつつ、ストローで飲む。うまかった。

職場の人たちとプライベートで連絡を取るのがストレスだ、と話している女性二人連れが近くにいて話に加わりたい気分になった。

 

f:id:osenpe:20180818075431j:image

f:id:osenpe:20180818075444j:image

せっかくなので靖国神社にも寄った。過去の戦禍や、祀られている戦歿者たちをめぐる政治問題を思い、少し厳粛な気持ちになった。

 

f:id:osenpe:20180818075748j:image

茶寮本店の抹茶。自分で点てる方式だったので興味本位でトライしてみたが、全然うまく泡立たなかった。店員さんに頼めば良かった。

 

f:id:osenpe:20180818080110j:image

東京で居場所に困ったらとりあえずここだ!と全幅の信頼を寄せているルノアール。のんびり喫煙できる貴重なスペース。わたしの喫煙は趣味の範囲であり日常的な習慣ではないのだが、やはりたまにこういうところで煙草を吸いつつ物思いに耽る時間は特別感があって貴重だ。

早めの時間だったので空いていたが、仕事関係の打ち合わせに使っているグループが2つほどあって何となく会話の内容に耳を傾けていた。施工の打ち合わせをしているスーツ姿のグループと、職場の同僚への不満を上司らしき人に綿々と訴えている長い髪を一つに束ねた男性。アイコスを吸いながらウンウンと傾聴するポロシャツ姿の上司らしき男性。

人間の様子ってやっぱり面白いな。

 

そうこうしているうちにライブの時間が迫る。気合いをいれてパイナップル柄のアロハシャツを着て、カバのアンティークブローチを胸につけた。

f:id:osenpe:20180818080838j:image

こやつですね。

せっかくオランダからはるばるやってきたのだから色んな景色を見せてやりたいと思って連れてきました。

おいカバ!町田康のライブやぞ!目と耳に焼き付けるんやぞ!!

 

f:id:osenpe:20180818081905p:image

今回のチケットは電子媒体ですよ。今は便利なシステムがあるもんですね。個人的には紙のチケットが風情あって好きなのだが…

 

友達のnさんとバーカウンターでお酒を飲みながら気候や最近読んだ本や仕事のことなど四方山話をして開演を待った。

神楽音はたしか収容人数MAX60〜80人くらい?前回行った吉祥寺のスターパインズよりは小さめだったと思う。小さい会場の方がステージとの距離が近くて臨場感があってよろしい。前列の方から40席分くらい丸イスが並べられている。音楽ライブって観客みんな立ってるイメージですけどねー、やっぱり町田康さんのファンは年齢層幅広いから立ちっぱなしがしんどい人に気を遣ってるんじゃないかなー、みたいな会話をした。

我々2人は後ろの方で立って踊りながら聴いてました。楽しい。

この日の町田さんは前面に十字架が大きくスパンコールで縁取りされたグレーのTシャツを着ていてかっこよかった。

歌唱時の自由自在の伸びやかな声と、合間のトーク時のボソボソ喋る感じのギャップが相変わらず面白い。

「やっぱり日本で英語をカッコつけて使うのなんか抵抗あるわーバンドや曲のタイトルとかね。では次の曲のタイトルは…“リターン”」と言って客の笑いを誘ったり、

あとは水派の人間と火派の人間がいて自分は断然水派、水道の水とかずっと見てられるし池の水の詰まりを取るのが大好きさ!みたいなことを言ったり、

ウッドデッキを破壊して燃やしたら隣のおばはんから苦情の電話がきてなー、みたいな話をゆるーくしてました。

 

豊饒な言葉の海と、バンドメンバーの円熟して奥行きのある演奏は時に気だるく時にアグレッシブで聴いてて心地よかった。

 

f:id:osenpe:20180818084318j:image

f:id:osenpe:20180818084333j:image

新アルバムを先行発売していたので買いました。しかしこのジャケット写真はどうなのよー、犬とチャーハンのすきまのジャケット写真みたいなのが好きなのにー、とnさんと言いあいましたが(失礼)曲の内容はとても楽しめそうです。

CD買ってね!すでに買った人も2枚持ってて悪いことはないですよ!このバンドは音楽じゃなくて宗教ですから布教しますよ〜みたいなことを町田さんが言ってて笑った。

わたしが特に好きな曲はギターのリフがカッコいいアップテンポな『白線の内側に下がってお祈りください』です。

今日のアンコールでも演奏してた。

ちなみにつるつるの壺は演りませんでした。少し残念。

ライブが終わった後も少しお酒飲んでから会場を出たら町田康さんとバンドメンバーが普通に立ってて帰るところでした。ベースの方にめっちゃカッコよかったです!と声をかけることができましたが、町田康さんは他の方と話し中だったのと妙な羞恥心が働いて横を通り抜けて帰っちゃいました…今思うと多少強引にでも話しかけとけばよかったかなと後悔。

以上。楽しかったです!