初夏の匂い
いつもこの季節が来ると、どこからともなく東洋的な花の匂いが漂ってくる。
夏の到来を感じる。
今までのぼくなら「ああいい匂いだ」で終わらせるところだが、今年の儂はひと味違う。ちゃんと花の名前を調べますよ。
って、一人称が滅茶苦茶や。
ずいぶんな名前だと思う。本アカシアと偽アカシアのどちらが本家かなんて、
人間の都合じゃないか。
と思ってニセアカシアの本来?の名前を調べると、ハリエンジュ(針槐)という名前がちゃんとあるらしい。
でも、残念ながらニセアカシアという名前に親しみすぎているので、
私はこれからも針槐のことをニセアカシアと呼ぶのだろうなあ。
冬の間散歩するときは、ニセアカシアの刺々した枝が通路に伸びていて
ずいぶん危ない植物だなぁと気を悪くしていたのだが、こんなにいい匂いのする花がつくのだからいいや。刺々してても。
という風に宗旨替えをした今日この頃。
ニセアカシアの花をとってきてカメにあげたら、ムシャムシャ食べていた。
(葉っぱとかには毒があるが、花は食用にしてもよいらしい。)
蜜が入っていて旨いのかもしれない。