buried alive (生き埋め日記)

日々の生き延び・魂の暴れを内省的にメモる。

穂村弘の連作歌集を読んだ

穂村弘の『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』を読んだ。
短歌が好きな人の話に興味があってあれこれ聞いていた時にオススメして貰った本だ。
手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ) (小学館文庫)

手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ) (小学館文庫)




 
短歌は国語の教科書で古いのを読んだことぐらいしかなかったから、こういうのもアリなのか短歌は!という感じだった。
言葉が自由自在に躍っているというか…。斬新で突拍子もないけれど読み手が置き去りにされることなく、手を取られてともに風変わりな世界を縦横無尽に駆け巡るような爽快感を覚えた。特に気に入った短歌を引用する。

・さようなら。人が通るとピンポンって鳴りだすようなとこはもう嫌


・テロップの流れはやくてわからない。わからない、誰、だれが死んだの


・スパンコール、さわると実は★だった廻って◯にみえてたんだね



この本を教えてくれた人は、短歌の魅力について「五七五七七という文字制限のためいい意味で言葉足らずになるので、世界がグワっと広がる。俳句や都々逸だと帯に短し襷に長しという感じになるが、短歌はちょうどいい」と話していた。