buried alive (生き埋め日記)

日々の生き延び・魂の暴れを内省的にメモる。

雲が迎えに来るけれど

雲が迎えに来るけれど

君の背中には乗れないもんな。
 
窓ごしの景色に慣れ親しんだ窓際族は、窓枠で切り取られた景色の中をゆっくり流れる雲をじっと見つめる。
 
今日の雲は、脱脂綿を細かくちぎって、表面を毛羽立たせたようなあんばいだ。
雲は、見る人がいてもいなくても、素知らぬ顔で流れ続ける。雲は、賞賛も感想も欲しない。……
 
あの、くらげに似た形の雲のかけらが窓枠の端まで動いたら部屋に戻ろう。そう思ったが、くらげの雲が窓枠のはるか向こう側に過ぎ去ってなお、僕は椅子から動けずにいる。