buried alive (生き埋め日記)

日々の生き延び・魂の暴れを内省的にメモる。twitter→@khufuou2

<無題>

わからないことが多い

けっこう前に、若者が自殺希望者掲示板で知り合った相手に殺されたみたいな事件が報道されていたような気がする。他殺か自殺かの違いはあれど死にたい人が死ねたのは結果として良かったねと思ったのだが、けしからん事件だとして多くの人が深刻な感じで論じ…

疑問

昨日読んでのめり込めた本のページをめくってみると既に厭わしい。前に気分良く過ごせた休日の行動をなぞってみてももはや快くない。これさえすれば・これさえあれば間違いなく気が晴れるというものが欲しくてしかたないが、それってもう非合法の強い薬物し…

疲弊

なんか疲れていてなにも興味が持てなくなっているのだが、「インターネットのやり過ぎか?」という疑いがある インターネットのやり過ぎで精神が疲れて、精神が疲れると意欲や好奇心も低下するからそれで何事にも興味が湧きづらくなっているということのよう…

macabre

昔から何回も見るお馴染みの悪夢がある。見ている最中は「ああ、また例の悪夢か」と思うのだが、目覚めると内容を全く覚えていない。それが不気味さにいっそう拍車をかけている。 團伊玖磨(ぞうさんという童謡を作ったことで知られる)は発熱する直前、決ま…

名前の読めない友達

何年か気にかけている女性がいる。なぜか気になる。人と交流する動機なんてそれで十分だ。Twitterで互いの投稿を見て、たまにコメントをやりとりする。私が彼女の存在を知った時、彼女は関西に住んでいた。働いたり、人間関係に倦んだり、親の無理解に悩んだ…

尖った形の

共感、いちばん要らぬ概念。 特に旅に出るわけでもないのに立ち寄る空港ってワクワクするねとか、雨の匂いってあるよねとか、そういう陳腐な詩情をありがたがる世界線で生きてない。 自分へ。これから気持ちがひよりそうになったら、是非ともこの自分が書い…

〽︎死んだはずだよお父さん

前に書いた日記と内容が被るが、気にせずにまた書く。 最近またちょいちょい亡父の夢を見る。亡父が出てくる時の夢はだいたい決まっていて、沖縄の実家が舞台である。他の家族もいる。で、病気である(父の死因は病気。入院→自宅療養中にトイレで倒れて病院…

他人の詩にときおり打ちのめされている

K君は凄い警句や詩を何気ない会話の流れでごく自然に吐くので敵わないなと思う。互いに住む街の駅前の話になり、 「駅前に大きな精神病院があって、そこの入り口に早朝から列ができていて、みんな喫煙しています。その道の排水口は吸殻だらけです。物心つい…

もう一度見たい夢

・砂漠の砂になって3000年過ごす夢 ・何もない部屋の中で球体、四角錐、立方体、円錐…と絶えず変形し続ける夢 ・夜の世界で、惑星がどんどん近づいてくる夢 ・宇宙エスカレーターをひたすら歩く夢 ・空気のプールを泳ぐ夢 ・巨大な氷の橋を見上げつつ、ウサ…

ダンスフロアで棒立ち

友達のNぼんの話をしようと思う。 Nぼんと最初に会ったのは、大好きな作家が開いた読書会だった。海沿いの小さなカフェが会場だった。受付は始まっていたが、開始まではだいぶ時間がある。春の暖かい日で、暑がりなうえにあがり症の私は汗をだらだら流しなが…

ウサビッチ(アニメ)の良さを熱く語る②

season1,2について。ネタバレあり。 season1 二羽の監獄生活 舞台は旧ソ連の監獄。元マフィアの死刑囚キレネンコと、かなり理不尽な理由で懲役刑を食らったプーチンの暮らしぶりが描かれるが、重苦しさや悲愴感は微塵も無くひたすらコミカルなドタバタ劇が続…

ウサビッチ(アニメ)の良さを熱く語る①

ネタバレしまくりです。 season0を通販の中古で買ったらレンタル落ち品で、ツタヤとかで借りパクしたみたいになってしまっているがちゃんと買ったものです! 2006年から2015年にかけて断続的に発表されている日本のアニメ作品である。 登場する主要キャラク…

父の教育と、与えられた本

一度、2014年に書いて下書きに戻したり出したりしていた記事の再掲である。 ・快楽殺人の心理ーFBI心理分析官のノートより(著 ロバート・K・レスラー他) ・マインドコントロールの恐怖(著 スティーブン・ハッサン) 以上二冊が、私が小学生高学年の頃に父か…

言葉に殺され、言葉に救われる日々

好きな言葉とそれに対するコメントを並べていく。 ・天は自ら助くる者を助く 自分で工夫を凝らし熱心に物ごとに取り組んでいると不思議と周りの人がサポートしてくれたり状況が自分に都合よく運ぶことが多い、というのが個人的な実感である。逆に、心身が弱…

ゲシュタルトの祈り

心理学を勉強していた経験のある人と話していて、ゲシュタルト療法のことを聞いた。 ゲシュタルト療法 - Wikipedia この療法を提唱したパールズ氏が作ったという詩が素晴らしかったのでここに転載する。 『ゲシュタルトの祈り』 私は私のために生き、あなた…

ウイルス感染症拡大の狂騒からデビルマンを想起した話

新型コロナウイルス、以下略称COVID-19の感染症が猛威を振るい目下のところ世界中が恐慌状態に陥っている。不安に駆られた健常者たちがマスク買いだめに走り衛生マスクがどこもかしこも品薄状態で、本当に必要とする人や現場(喘息などの疾患を持つ人、有毒…

学問と一般社会の橋渡しをしたい

学問というものについて、 堅苦しくて実生活と乖離していてとっつきにくいものというイメー ジが世間に根付いているように感じる。 実際はそんなことないのに。 生物学を学ぶために大学院を出て主に研究手伝いの仕事をしてきているのだが、 己の経歴を大学や…

わたしはいつでも宝物から自由になれる

過去に友達に勧められて「たからもの」というテーマで書いた文を発掘したので、以下に載せる。35歳の時に書いたやつだから、2018年の文章ということだ。 重要なのは、この時に書いたタカラモノの民族調ブレスレットを私はすでに処分済みだし、町田康とのツー…

何言ってるか分からんけど好きな歌

歌詞の意味が全く分からないロシアの歌を繰り返し聴いている。 ロシア語で歌われると、すべての歌が労働の苦しさとか荒寥とした大自然について歌っているような錯覚に襲われる。たぶん、私がロシアという国に抱いている偏見がそうさせるのだろう。 異国の何…

精神疾患(鬱優位の双極性障害Ⅱ型)が良くなった経緯 1/2 2020.02時点

大学生だった20歳の頃からかれこれ16年間、双極性障害と付き合っている。 一口に精神疾患と言っても病状は個人差が非常に大きく私の経験談が万人の参考になるとは断言できないが、僅かでも鬱状態に苦しんでいる人の助けになればいいなぁという動機と、自分を…

薄夜夢

夢の中だけの友達。夢の中だけにある行きつけの喫茶店。夢の中にしかない感情。夢の中の私は容姿端麗な妙齢の娘で、こわいものは何もなかった。私は群衆の中で誰かに激昂し、怒鳴っていた。怒りながらも、とても開放的な良いきぶんだった。とにかくこれだけ…

思い出せない小説

実験の待ち時間に上司と話をしていて、先日町田康のライブに行ったという話から、どんな音楽を好んで聴いてきたかという話題になったのでラモーンズ、ハロウィン、ブラインドガーディアン…と好きなバンドの名前を列挙したら全部通じたのでちょっと感動してし…

炎はときに冷たく燃える

QueenのKeep yourself aliveという楽曲があるのだが、思考の接続がちょっと狂った感じになっていてこの曲のことを思うときに一瞬 Kill yourself alive という風に頭の中で呟いてしまう。文法的に正しい英語なのか分からないが、「生きた状態で死ぬ」みたいな…

わたしって花が好きですか?

花瓶の中で腐った花萎れている なんとなくこういうことをすれば感性豊かな暮らしなんだろうと思って花を買ったり飾ったりしてみた時期もあったけれども、最近、ああ私は花が別段好きじゃないなあ、としみじみ思って止してしまった。どだい興味がないのだ。 …

Open your eyes

べつに楽しくなければ生きている意味がないなんてことも無いだろう。 Open your eyes. 3月いっぱいで仕事をやめた。17時まで働けないやつはこれ以上置いとけないという話だったので仕方がなかった。朝いやいや起きて9時から働き始める。15時に帰る。往復の車…

おれを導くな。教化すな

ZINEを買ったり新しく人と会ったりするのはしばらくもういいかなという感じだ。(あなたもそうでしょう?)ツイッターは最早他愛もないポエムや言葉遊びをする場ではなくて、説教くさい独善的な持論や人生訓が蔓延る場に成り果てているらしい。 近所の河原に…

擾乱の気配

前世は兎 (単行本) 作者: 吉村萬壱 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2018/10/26 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 吉村萬壱『前世は兎』を読んでいる。3月に参加予定の読書会の課題本ということで手に取ったのだが、その物語世界は全編を通じて…

人生が終わり、神になってしまう

温泉宿に泊まって一切入浴せずにチェックアウトしたり、売店で顔を覚えられて「いつも大福を買ってくれてありがとう」と言われるなどして生きてる。 昨日は雪が降り、職場の入り口に雪だるまが作られていた。 薬を飲むと元気がでるかわりに異様に食欲が亢進…

花代がない。

とにかく教えたがり・道しるべが多すぎるのさ。だからもう案内板を見るのやめたんだ。 俺はもう35になるけど、未だに旅先での遊び方がわからない。こないだ町田市に泊まったけど、何をすればいいかわからないからSEIYUに行って苺と干し柿をbuy、ホテルの部屋…

文に生きる

こないだ俺は面白いツイキャスを聞いて、それは自分以外に聴衆がいない喋りだったのだけれども面白い話かどうかは聴衆の数には関係がない。この俺が面白いと思うかどうかが肝要なのであり、俺一人しかリスナーがいないラジオ番組、俺一人しか読み手がいない…