buried alive (生き埋め日記)

日々の生き延び・魂の暴れを内省的にメモる。

<本>

20170709

悪童日記を読み終えた。 人間の性(さが)に迫りながらも、悲壮感や感傷を感じさせずスッキリと読ませる、 戦争を扱った小説にしては不思議な読後感をもたらす作品だった。 かなり好きな感じ。 しばらく繰り返し読むと思う。 犬のこと。 親戚犬と、その飼い主S…

文章など

ツイッターで 「人生で何が起きても全て人生上の演出です、と言って済ませればオールオッケー」 みたいなことを言ってる人がいていいなーと思った。 町田康のホサナを読んでいる。 導入部分は愛犬家たちがドッグランでバーベキューをするところから始まって…

20161116

ブコウスキーの「ポスト・オフィス」を読んでいて、次の一節が目にとまった。 「タクシー運転手やポン引きやクスリの売人になれない奴がいるように、郵便局員になれない奴は大勢いる。それは別にそいつらのせいじゃない。」 細かい単語は違っているかもしれ…

保坂和志読んでみようかな

最近他の人のブログで言及してもらって嬉しかった。 私が生きるのがつらい旨の記事をよく書くこと、生きるのがつらいといったブログを書く人はえてして記事を更新しなくなり消えていくものだが 私はちょこちょこ記事を更新するので見てて嬉しい、ただ自分は…

ブコウスキーの本

表紙ですあらすじですぶっきらぼうで投げやりで短い言葉を吐き捨てるような文体が特徴的だと思うのですが、明け透けで下品で、それでいてとても面白いです。主人公は通常の社会の物差しでいえば碌でなしということになるでしょう、仕事はすぐに嫌になってや…

日記 15/12/23、朝、ピンチョン

骨董品の灰皿、吸い口がやけに甘い紙タバコ、ぬるい無糖カフェオレの入ったマグカップを台所に持ち込んでiPhoneでこの日記を書いている。ライターはガス切れしたのでガスコンロの火でタバコに着火した。散歩帰りの犬の毛皮を撫でたら、みっしり生えた毛と毛…

読みたい本(作家)リスト

・カポーティ…1冊も読んだことない。君が好きそうだと勧められて読もうと思った。・ブコウスキー…「死をポケットに入れて」が良かったので、他の本も読んでみたい。・サマーセット・モーム…「月と六ペンス」「人間の絆」「お菓子と麦酒」が良かったので、他…

昭和っぽさを味わいたくて

志賀直哉の短編集を読んだ。小僧の神様とか城の崎にて等が収録されている。昔から自分の中で「こういう気分の時はこの蔵書を読む」という決まりのようなものがあって、いまは「昭和っぽい古風な情緒を味わいたいけれども、疲れているからメッセージ性が強く…

穂村弘の連作歌集を読んだ

穂村弘の『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』を読んだ。短歌が好きな人の話に興味があってあれこれ聞いていた時にオススメして貰った本だ。手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ) (小学館文庫)作者: 穂村弘,タカノ綾出版社/メーカー: 小学館発売日: 2014/0…

ファン・エイクの画集

聖書関係の祭壇画や礼拝画、 肖像画などで知られるヤン・ファン・エイク(兄弟)の画集を手に入れました。 15世紀ごろに活動していた画家だとされます。 冷徹で荘厳な感じの画風だなと私は感じます。とても好きな画家です。 ・一番好きな「アルノルフィーニ夫…

『椰子通信』を読んだ感想

少し前に、自費出版の小さな本を買った。不治さんの『椰子通信』だ。 不治さんのことはTwitterで偶然知った。 すでに椰子通信を買っていた或る人の「5歳ぐらいの頃、仲良くしていたけどいつの間にか引っ越してしまい、今では名前すら覚えていない友達を思い…

見えてるものを見ようとして~藤子・F・不二雄の容赦なき人間性探究 (其の二)

見えてるものを見ようとして~藤子・F・不二雄の容赦なき人間性探究 (其の一) - osenpe のブラ・ブラ・ブラフマー日和★ からの続き。 3. 『ミノタウロスの皿』 宇宙船の事故により、ひとり異星に漂着した地球人の青年たる主人公。 彼が漂着した惑星はイノ…

見えてるものを見ようとして~藤子・F・不二雄の容赦なき人間性探究 (其の一)

◎藤子・F・不二雄短編集① 『ミノタウロスの皿』 藤子・A・不二雄が大人向けのダークな作風の漫画家で、藤子・F・不二雄が子供向けの健全で明朗な作風の漫画家だ、という浅薄な認識を一変させられた作品集。 人間性に付随する深淵・闇・邪悪性・愚かしさ・…

大正義、町田康

「大正義」というのは、2014年6月現在、インターネット掲示板でよく使われるスラングである。元々、読売ジャイアンツの日本野球界における俺様主義を揶揄する呼称として使われていたのだが、転じて「野球に限らずあるジャンルにおいて、他の追随を許さぬほど…